シリーズ随一の安定感を誇るNCロードスターはコストパフォーマンス最高
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一 1
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一 1
今からおよそ13年前となる2005年、三代目となるマツダ・ロードスター「CBA-NCEC型」、通称“NCロードスター”が発売された。この時期、日本はバブル経済の終焉から経済的な転換期にあり、マツダもその例外ではなかった。よってマツダはロードスターに専用のプラットフォームを与えることができず、新規プラットフォームと銘打ちながらも実際には、そのベースを4シーターのロータリー・スポーツクーペである「RX-8」と共用したのである。
こうしてできあがったNCロードスターは、ひとことで言えば大きい。今回歴代のロードスターと乗り比べてみても、やっぱりその大きさを感じずにはいられなかった。全長3995mm×全幅1720mm×全高1245mm。ホイールベースに至っては2330mmというディメンション。これは前作NBロードスター比で全長+40mm、全幅+40mm、全高+10mm、ホイールベースは+65mmという大型化だ。そして数字の上では僅かにも見えるその差は、立体的なスケールになると予想以上に印象の違いを見る者に与える。
ただマツダがユニークだったのは、その大型化したボディをして、最後までロードスターをロードスターたらしめようとしたことだ。エンジンを1.8リッターから2.0リッターへと上方移行し、タイヤサイズを16インチ(一部グレードは17インチ)へと拡大しながらも、たとえばBMWがZ3からZ4へ転じたようなプレミアムシフトの道を、簡単には選ばなかった(ちなみにBMW Z3ロードスターは、初代NAロードスターに影響されて生まれたオープンスポーツカーといわれている)。
なぜならロードスターには「人馬一体」という明確なポリシーがあったからだ。そしてこれを実現するために、マツダは…というよりロードスターの開発チームは、非常にマニアックな手法でNCロードスターを作り上げた。そのひとつが「グラム作戦」と呼ばれる軽量化である。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ル・マン24時間レース決勝速報|フェラーリ、逃げ切り2連覇達成! トヨタとの近年稀に見る大接戦を制す
マイチェンで「歴代最強」 フォルクスワーゲン・ゴルフ R 試作車へ試乗 最高水準の魅力に揺るぎナシ!
初心者でも安心! 自分のレベルに合わせてサーキットを楽しめる「GR Garage」主催の走行会に人気集中。ゲストドライバーに松井孝允選手も
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
【600万円超え】久々の高級ワゴン「クラウンエステート」が北米価格発表。新画像と日本発売情報も
【一人乗りもあります】配送からアウトドアまで ホンダの新商用バン「N-VAN e:」10月10日発売
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン
【お値段据え置き】日産の軽「デイズ」と「ルークス」が一部改良。目立ち度抜群の新色も
BMW 「1シリーズ」が第4世代に進化。スイッチ減らした未来感あふれるコックピットが斬新
12チリンドリ日本初公開。伝統オマージュのレトロデザインにハイテク融合でV12 NAモデルの集大成に
【決勝直前】トヨタ雪辱なるか!? ル・マン24時間レース、これだけは押さえておきたい見どころまとめ